∞ 暁務報告 ∞

gyoh.exblog.jp

暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。

山種美術館と速水御舟

高校時代、芸術系の授業は3つの選択肢(美術・音楽・書道)に分かれ、美術を選んだのですが、その頃はやたら印象派の美術展が多く開かれ、ご多分に漏れず私ももっぱらそちらの画家絵を熱心に観にいってました。

でも、さまざまな絵に触れるうち、日本画にもはまり始め、わざわざ鑑賞しに、ちょいと遠い滋賀県立近代美術館まで足を伸ばしたこともありました。それというのも、速水御舟の『洛北修学院村』が観たかったからです。
たぶん、私の日本画こと始めはこの絵だったと思います。
美術の中でも油絵を選択していたのですが、青と緑の色遣いがもともと好きだったこともあり(絵の具も異様にここらの消費量が多かった(笑))、この、それこそ青と緑まみれ(おい)の絵を、生で拝みたいと思ったからでしょう。

ところが、それとは別に惹かれる絵がありました--『炎舞』です。
でもこの絵が、件の『洛北修学院村』を描いた速水御舟によるものだと認識するのにずいぶん時間がかかってしまいました……いや、だって違うでしょ(^^;)同じ人の手によるものだなんて全然思えない。それほどにタッチやモチーフが違い過ぎて、ようやっと同一人物による絵だとわかったとたん、呆気にとられて素直に「スゲー!」と思いました……あはは、ものすごくアホな感想ですが、本当にそうだったから仕方ない(^^;)

さて、この速水御舟はじめ、何人かのお気に入り日本画家もできて(ちなみにトップは山口華楊。『幻化』サイコー!)おかげさまで私の日本画大好き路線は現在も続いてはいるものの、最も観に行きたい美術館へはなかなか行けないままでした。
それが、山種美術館です。

昔は単純に私が関西住まいだったからですが、東京在住が決まり、やった!行くぜ山種!と思った頃、山種美術館は閉館というか休館状態になっていました。
当時のあんまり詳しい事情はよくわかってないのですが、設立した山種証券が経営破綻したため休止状態に陥った……じゃなかったかと思います。

その後、一度だけ、ビルの1階に仮の棲まいとなった山種美術館へ行ったことがあります。でもここには錚々たる日本画のコレクションがうなってるはずだから、もっときちんとしたかたちで鑑賞したいなぁと思っていました。

それだけに、山種美術館の新装オープンは嬉しいかぎり。
折しもどうにか、私が東京へ行く用のある頃まで、ギリギリながら「速水御舟展」をやっています。嬉しいなぁ(^_^)『藝術新潮』特集してくれないかなーって楽しみにしているんですけど(ヘタな画集よりずっと写真の質はいいし、解説も面白い……値段、高いけど(^^;))、やってくれないなぁ……残念。

とは言え、特集はあちらこちらで(^_^)。
私がチェックできたのは、『日曜美術館』(NHK)と『美の巨人たち』(テレビ東京系)でしたが、前述どおり、相も変わらず「同一人物の描いた絵とちゃうやろ!?」というツッコミ入れまくりたい(笑)多彩な描写っぷりで、つくづく面白い人だなぁと思うわけです。

作品リストをチェックすると、『炎舞』『名樹散椿』等の重文作品から写生や素描等幅広く観られそう。とっても楽しみです。
[PR]
by gyohm | 2009-11-01 15:46 | アート