∞ 暁務報告 ∞

gyoh.exblog.jp

暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。

『砂の器』のこと その1

私がこの作品と最初に出会ったのは、高校時代のとき。
全校生徒で一斉に近くの市民文化会館へ行き、映画を鑑賞したのが始まりでした。
この会館から学校まで徒歩で20分ぐらいかな。鑑賞帰り、クラスの女子はほぼ全員泣きまくり。もちろん他のクラスや学年にしてもそうだったかも。道行く人たちからすればきっと異様な光景だったに違いありません。

で、私はこういうとき、いつも泣けない質なのですが、それでもとにかく強く、その映像と音楽が印象に残りました。以来、邦画よりもっぱら洋画好きのため、それほど作品数をこなしたわけではないので偉そうに講釈垂れる訳にはいきませんが、この『砂の器』映画版は、後に観てはまりにはまった『大誘拐』(岡本喜八監督)ともども私のツートップとなり、現在に至っています。

それだけに、この私の大好きな作品に玉木くんが「二夜連続ドラマスペシャル」というかたちで主演するということに深い感慨を覚え、大いに期待しちゃうわけです。



最初、話を聞いたときはご多分に漏れず和賀英良役か~ちょっとハマり過ぎ?なんて思っていたのですが、意外なことに今西刑事(原作および映画版ではこちらが主人公)と共に事件を追う若手刑事の吉村刑事、しかもドラマ版オリジナルで、彼の恋人役(中谷美紀)まで出てくるとのこと。
はてさていったいどんな展開に???

映画版や原作ファンとしては、こういう改変は眉をひそめたくなる方で、いくら私が玉木ファンとはいえ、譲れないものがあるわっ!と言いたいところなのですが……今回、2点において楽しみになりました。

まず1つめ。
時代が原作や映画版どおり昭和35年設定であること。この点において、現代版に置き換えたTBSドラマ版に対してはものすごく拒否反応があって、それでも一応観てみたのですが、やはりどうにも受け付けませんでした。
ただ吉村刑事をメインに据えるからには、それなりの潤色がないと辛いのではと思っていたところ、「悲惨な戦争体験から心にある種の闇を持っており、犯人も抱えているであろう闇と自身を対峙させることで、事件の深部に近づけると信じ、捜査に邁進していく」という設定が報道記事にありました。

……これは美味しいんでないの?(笑)

そしてこの設定は2つめにもつながります。
いや、玉木くんの『ギルティ 悪魔と契約した女』の真島警視役、すっごく良かったんですよ。良かっただけに、やっぱり根っからの刑事物・推理物好きの血が騒ぎ、そっち方面がたいそう不満だったので、今度はぜひ事件自体を追いかける刑事役をやってほしいと思っていたところに速攻でそんな役が「来ちゃった」もんですから、そりゃもう私、盛り上がっちゃいますよ、しかも単なる老練刑事の添え物じゃなく、そのうえ心に闇を抱えてる役、だなんて……なんて美味し(どうどう(笑))。

たぶん、吉村刑事は戦争当時の状況説明役の立場も担うのではないかと思われます。
2011年となり、それこそ戦後1945年は遠い昔となり果てた今、もう全く「戦争を知らない子どもたち」って歌も知らない世代がほとんどの視聴者への理解を深めるため、ある意味必要な設定なのかもしれません……もっとも、これは私の勝手な想像ですけどね(笑)。

てなわけで、やたらワクワクしているところに、なんと関西でエキストラ募集!なんて情報が聞こえてきたわけです。


<だらだらと続きます>
[PR]
by gyohm | 2011-01-15 17:46 | ドラマ