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暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。


by gyohm
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舞台「ピアフ」


大阪・森ノ宮ピロティーホール3日間興業の中日ですが、行ってきました。

ちなみにこのホールへ行くのは今回が初めて。
どんなんかなーと思いつつ向かいます。
地下鉄の森ノ宮駅2番出口を出て右側を向くとすぐわかります。

玄関口には、大きな幕がどーん!
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私が行った2月23日は、ちょっと冷たい雨が降り始め、外で並ぶのは困ったなぁと思っていたところ、早めの入場となり(ただしロビーまで)、進みます。ホール入る間際の看板には、大竹ピアフと、玉木くんの舞台のポスターが並んでいてテンションアップ!
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3月また来るからねー(´▽`)と嬉しく思いつつ。

改めてホール中のポスター(大)。
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正直申せば、大竹さん以外で私がわかる人は…テオ役の碓井将大くんて人ぐらいかな。
パンフは買ったけど、全く予備知識なく鑑賞して後からパンフでチェックしたけれど、結局彼しかわかりませんでした。ただし顔と名前だけで、どこで見たんだったっけ…とググってみたら、なんと映画『山本五十六』ヒット。パイロット役…ああ、あの一番先に撃墜されてしまったパイロットだとわかりスッキリ。

まあしかし、そういうことで妙にどこそこのダレという色眼鏡なく舞台を楽しむことができました。

ただし。
エディット・ピアフを扱ってるということに関しては全く別物です。
なんせピアフは私が最初に大好きになったシャンソン歌手。幼い頃にTVで観たピアフの映画で(伝記映画は、オスカー受賞のマリオン・コティヤール版入れて3作あるようですが(wikiより))その歌声に衝撃を受けて以来の、それなりに年季の入ったところに加えての大の越路吹雪ファン(笑)。彼女の「ピアフを歌う」CDやDVDをガンガン観たり聴いたりし、ピアフについての舞台は、美輪明宏版と安蘭けい版を鑑賞してきたので、今回、歌を生業としていない大竹さんが、いったいどんなピアフを演じるのか歌うのか--

大竹さんの舞台を観るのは初めてだけど、舞台女優としての地位をどーんと確立されていることはよくよく知っているので、たぶんあのドラッグに冒され荒くれたあたりや、件のボクサー、マルセル・セルダン以外にも次から次へとさまざまな男性と関わった女性としての可愛い面や、最期あたりの枯れた表情などは上手いんだろうなぁと想像に難くない。

でも。
ピアフは稀代の歌姫ですからね。いくら演劇上とはいえやっぱり歌を聴かせてくれないとダメなんですよ、私にとっては。

というわけで、正直、一幕は演劇シーンでは、あの少ししゃがれたというかガラガラ声での演技は眺めていましたが、歌のシーンになると、よく声出てるなぁ…ぐらいの感心はあるけれど、それ以上のものもなく、あ、もうちょっとここ、声が出てくれたらな、とか気になり出すと醒めてしまう。まあつまりは、そこを残念に思うほどに舞台内容を楽しんでいたわけですが(笑)。

ところで一幕で、「リリー・マルレーン」の合唱があったのには驚きました。「リリー…」も大好きな歌であり、その背景ごと一時はまって、映画を観たりさまざまな歌手の歌を集めたりしたので嬉しかったけれど、何故ここでピアフの歌で通さず「リリー」を?と思った後に、マレーネ・ディートリッヒ役の人が出てきたのでなるほど、と(笑)
※リリー・マルレーンはしかし、御本家ララ・アンデルセンのが好きです。

一幕60分、休憩20分の後、二幕は90分。
二幕は、ピアフと関わる有名どころの男性が次々登場します。
イブ・モンタン、シャルル・アズナブール(ガンダムのシャアの元ネタ?(笑))、そしてギリシャ人テオの登場で、舞台がもうすぐ終わることがわかります。

ドラッグ(モルヒネ)の注射シーンは、えもいわれぬ狂気を感じさせて結構お気に入り。腕を縛って血管を浮き立たせるためにスカーフをきり…と歯で咥えるところがとくに。

その一方で亡くなるときは実に静かな表情でした。1963.10.11。実際に亡くなったのはこの前日とかいう話もあるのですが、もっぱらこの日付ですね。

それにしても…BGMで流れるわりに歌のシーンでは出てこない、私の最も好きなピアフの歌「水に流して」は歌わないのかな、亡くなっちゃったよ~?と思った瞬間、亡くなったピアフの魂として、よぼよぼとした晩年の姿からいつもの黒いドレスへと変わっての、実に朗朗とした歌声でした。

これは良かった。

もちろん、大竹さんは歌手が本業ではないから、あともう少し声が伸びれば、というところも多々あったけれど、あらゆる経験や思いが昇華されたような歌声でした。
これは拍手!本当に良かった!

#「水に流して」は、岩谷時子版歌詞なので、これに馴染んでいる私には、なおさら嬉しいことでした。


さて。
「リリー・マルレーン」に続きちょっと不思議だったのは、「愛の賛歌」の扱い。
他の映画や劇作品では、マルセルが亡くなった後にできたというか、この歌をもって再び歌手として復帰するような描かれ方をする場合が多かったように思いますが、この舞台では、生前に出て、さらっと歌ってました。
まあ晩年の「私の神様」が、舞台ではもっと前に登場しているぐらいだから気にすることもないけれど、思ったより軽い扱いだった気がします。
もっとも、私はそれほど嫌には思っていません。なんせ「水に流して」さえ重く扱ってもらっていたらいい質なので(だから、『マダガスカル3』で「水に流して」がフランス語で流れたときの驚きたるや(笑))。
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by gyohm | 2013-02-24 18:24 | 舞踊・ダンス・演劇 | Comments(0)