∞ 暁務報告 ∞

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暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。

ミラノ展(大阪市立美術館)

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大阪に帰ってきてからの、記念すべき美術館詣で第一弾は『ミラノ展』
ちなみに、写真は天王寺の公園から通天閣をのぞんだところ。
別方向を向くと、妙なはりぼてっぽいお城の?……ラブホがあったり(笑)。



それにしても、大阪市立美術館ってば、最後に行ったのいつだっけ???(大笑)

で、思い出すのが高校時代。

私の通っていた高校というのは、今はどーだか知りませんが、府立の普通科の高校ながら、こと芸術事にはとっても熱心な学校で、成績が良くてもっと上のランクの学校に行けそーな子でも、ピアニストとか芸大に行きたい子はわざわざこちらの高校を選んだというぐらいのところでした。
そのせいだかどうだかよくわかりませんが、とにかく学期毎に美術展に最低限2カ所は行って、レポートを書かなければならな……かったんだっけ、それともチケットの半券提出だけで良かったっけ、なんせ大昔の話だから(爆)。
私は、尖ったくちばしの折り鶴が折れないよーなヤツですので(^^;)、音楽・書道・美術の中で、美術を選んだものの、その中でも「デザイン」を選ぶとポスターカラーは修正が利かないし、「彫刻」もうっかり自画像の鼻を削り取ってしまうんじゃないかって理由だけで「油絵」を選びましたが(おいおい……でも、上から塗り重ねればごまかせるし(爆))、もともと絵画鑑賞は大好きですし、小学校で挫折しましたけど、いちおー漫画家志望だったこともあったので(ご多分にもれず左向きのアップ顔しか描けないので早々に挫折)、この、美術展へ行ってレポを提出だかの課題は、ウハウハでこなし、クリアしていました。
当時は、やたらめったら「印象派」ばかり来ていたような気がします。おかげですっかり印象派の絵を観るのは飽きてしまって、最近ようやくまた観られるようになりましたが……って、それはさておき、大阪市立美術館の『ミラノ展』。

久しぶりの天王寺。
大学時代にはちょろちょろ行ってました。「マルヨシ」という洋食屋?フランス料理?のお店と、「四分休符」というジャズ喫茶がやたら記憶に残っているのですが(たぶん私のJBL好きはここから始まったかと思いますが)、まだあるのかなぁと思っておりましたら、一応ぐーぐるにはひっかかりましたねー、あ、ちゃんとスピーカーはJBLでしたねぇ、調べたら出てくるもんですねぇ……っていうか、ちゃんと調べてるヒトがいるんですね、すばらしい!あ、でも深く調べてるとどうやら粉浜?に引っ越ししたらしい……残念。

……ああまた横道に逸れましたが(^^;)『ミラノ展』。
そこへ向かうまでの天王寺公園のまったりぶりから一転、ものすごい混みっぷりにビックリ(^^;)いったいどこにいたの?どこから来たの?……私みたく地下鉄御堂筋線からじゃなくって、JR天王寺駅からかしらん(^^;)。
その人だかりに私、一気に観る気力をなくしていたものの、すでに阪急電車のサービスセンターで前売券をゲット済みだったので(美術展によっては開催中のものでも前売券が買えるんですよーこれはラッキー(^^))がんばって行くことに。

あ、この美術館、入口で展示物リストを渡してくれない〜。ちぇっ。図録を買えばいいけど、買うほどでもなかったら、後で思い出すことすらできないもんなぁ。ますます気は悪いが、しょっぱなの彫刻群のステキっぷりに機嫌が少し良くなります(^^)……ああでもリストがないので、なんというものだったかわかりません、、、つまり図録は買ってません(爆)。いや、それなりに楽しみました。ミラノという都市をテーマに時系列を追っての展示は興味深いもので、昔であればあるほど楽しゅうございました。とくに前述の彫刻群。
ちなみに、彫刻では真っ正面しか観ず、壁際の展示物のとき斜めからしか観ない(作品のタイトルと解説表示を読んでいるから)人が多いのは、東京も大阪も変わりありませんが、なーんかもったいないの。もっとも、そんな私ももう20世紀あたりのものはど〜も興味がなくて、とっとと出口へ行ってしまいましたが(^^;)。

で、この展覧会の“引き”は、なんといっても、レオナルド・ダ・ヴィンチの『レダの頭部』でしょう。実物の前はやはり足をとめて見入る人が多かった。で、実際に私もじっくり拝みました。
ブツはそりゃもう小っちゃいのなんの。
でもやっぱりステキ。他の展示物とぜーんぜん違う……ああこういう発言って、それこそ作品のタイトルと解説表示のところに「ダ・ヴィンチ」って書いてあるせいかもしれませんけど(^^;)でも、どんなに小さくて、素描であっても、あの、縁取りっぷりがわからない描き方(スフマート、で良かったでしたっけね……調べる……あ、当たり!)に、何ともいえぬ不思議さと魅力を感じます。レダの、笑ってるんだか、どうなんだか……というような表情がたまりません。

***

さて、美術展後のお楽しみ(笑)ミュージアムショップ。
大阪市立美術館の場合、特別展のショップ以外のミュージアムショップって、何となく業者さんの出店って感じでしたが、そこで何故か『東山魁夷の繪手本』(監修:東山すみ/美術年鑑社)てなものを買っておりました。

東山魁夷さんといえば、私はもっぱら唐招提寺の障壁画命!なのですが、この本は何だかやさしいタッチの、『草花手習帖』(30歳のときのもの)の再録と、その絵を描く様子の写真や解説が出ているのが興味深くて、ついポンと(^^;)。
たとえば筆先5本ついてる筆で描いているところはテレビでも観たことがある−−これ、「連筆」というもので、3本や5本のものがあるそうです……あるんだ(^^;)東山さんが作ったのかと思ってましたぃ(笑)。
再録は他にもいくつかあって、なんと、詩画集『コンコルド広場の椅子』まで! これ、私、買いましたよぉ!今もしっかり持ってます。これも描いているところまで写真と解説があって、それが「買い」につながったんですが(^^;)。日本画の大家ではあるけれど、Gペン使って描いてます。で、件の五連筆を水にひたして水彩絵具で塗った色をぼかしてたり、絵具を塗った上からひっかくのは油絵のパレットナイフでやってるみたいだし(実際は竹筆?)……とまあ、いろんなモノや技法を使って描かれています。

***

思わぬところで良い本が買えてほくほくしつつ、少し遅めのお昼は、これまた鑑賞後のお楽しみ、美術館付きの食堂での食事です−−ふわぁぁぁぁぁぁぁ、なんというレトロさ!
『瑠珠』でリュージュだったか……なんかすごいネーミングで、超・昔の百貨店の大食堂なノリで、これで食券を売ってたらまさに!という感じです。私、何故か血迷って、唐揚げ定食800円にアイスコーヒー200円(定食にプラスすると200円で紅茶かコーヒーが選べる)を頼んだんですが、意外と美味しゅうございました(笑)。しまった、ビールを頼めば良かった! でもごはんもツヤッとしていて、コチコチでもなくぶにゅぶにゅもせず良い炊き加減で、ついてきたお味噌汁も出汁が良かったし、アイスコーヒーもすっきりとした苦みがあって好みに合いました。
だがしかし、レトロであるがゆえに、分煙、なんですかそれ?って感じです(^^;)。斜め向かいに座った夫婦らしき二人連れの男性の方が煙草を吸い出して「ブー」でしたが。

ま、考えてみれば、美術館を一歩外に出れば食事できるところがヤマほどあるんですが(笑)なぁんか妙に好きなんですよねぇ、ミュージアムショップと食堂って(^^;)。
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by gyohm | 2005-09-18 13:25 | アート