∞ 暁務報告 ∞

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暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。

ミルバwith ジョン・健・ヌッツオ

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会場前から。
感想は後ほど(^-^)。

*** で、感想ですが ***

今日の会場は、写真のとおり兵庫県立芸術文化センター
阪急神戸線の西宮北口駅前にある、できたてホヤホヤ(2005年10月22日。タケの誕生日!)のホールで、催し物もなかなかゴージャスなものが多いので、楽しみにして行きました。佐渡裕さんがここの芸術監督やってるんですよね。そのおかげというか、そのせいというか……(^_^;ここのオーケストラのチケをとろうとしたらもう完売、だったりします。

で、この、西宮北口駅に降り立つのはずいぶん前のこと……大学時代……?(くらり)
テニススクールに通ってたんですが……で、駅を出てビックリ。
ふぁぁぁ、ココ、ドコですかーっ!
西宮球場、どこ、行っちゃいましたかーっ?(それはかなり古い話(^_^;?)
すっかり様変わりした駅の南側、そのまま歩くこと2分足らずで件のホールに着きました。
そこでこのホールのもうひとつのお楽しみ、ホール内のレストラン・イグレックに行きましたが、この感想、長いので(笑)また今度。





さて、メインのコンサート。
正式タイトル名は「ミルバのすべて with ジョン・健・ヌッツォ」です。
私の席は1Fの後方ながら、まあ真ん中あたり。中ほどだったせいもあったかもしれませんが、きちんと舞台が見渡せて良かったと思います。
それにしても今回は、チケットが即日完売だったそうで私にとっては意外でした(行ってみたら補助席まで出てる盛況っぷり)。いや、確かにミルバは大好きだけど、こんな大きなホールでそうそう完売ってあるのかなー、今までミルバについては確かこれで4回は行きましたが(一度は『題名のない音楽会』の収録)これほどのことはなかった気がします。ホールへの熱心なサポーターっぷりか、はたまたヌッツォさん人気か?

とはいえ、私にとってはとにかくミルバ。
今年7月で御年67歳。でも相変わらず、カンツォーネの女王、ゴージャスな歌姫っぷりでご登場、お元気そうで何よりです。
コンサートは2部構成で、1部はミルバだけ。
まずは、日本ノミナサン、コンニチワーとばかりに「ウナ・セラ・ディ東京」。ミルバが日本で有名になったきっかけとなった曲ですね。イタリア語はなるべく単語でゆっくりと、そして英語、日本語もときどき飛び出して、なんとかして聴衆にわかってもらおうというサービス精神には頭が下がります。イタリア語の歌が好きなわりに語学耳のない私は、ときったま知ってる単語をどうにかつかみつつ……って、まあ結局、彼女の少々オーバー気味の身振りと、日本語とかで理解しようとするわけですが、この「ウナ・セラ・ディ東京」のときに、「ミヤガワサン」という言葉が出ました。ああこれって、先日亡くなられた宮川泰さんの曲だっけ、と思いながら聴いておりました。で、今、ウィキペディアを見るとやはりそうで、お通夜のときに流された曲がこれだった、という記述を見つけました……あら、作詞が岩谷時子さんでした……(^_^;あらら。
そして私には、シャンソン以外では嬉しい選曲というか、ミルバならではの「アルゼンチンよ泣かないで」(『エヴィータ』より。ワタシ的にはもっぱら「泣かないでアージェンティーナ」)。朗々と歌い上げて素敵でした。
「リリー・マルレーン」はドイツ語版を。「リリー・マルレーン」については本家本元のララ・アンデルセンを聴き倒してましたから、ミルバが歌うものとしてはそれほど気に入っているわけではないのですが、でもやっぱり良かったー。
次は一転して私も大好き、超お得意「マック・ザ・ナイフ」(『三文オペラ』から)。ミルバは数多く、いわゆるブレヒト・ソングというものを扱っています。日本では私はもっぱらこれは加藤登紀子さんで聴いていましたが、ミルバの方が先だっけ、どっちだっけ(^_^;ま、いいか。
あと、ヴァンゲリスのものを歌っています。ただ私、ヴァンゲリスものについてはあまりなじみがないので、ちと印象には残っていません。それよりは、できればアストル・ピアソラものを歌って欲しかった気がします。アルバム『エル・タンゴ』は超・好きですし、ピアソラとミルバの共演ライブも観たし(これはたぶんワタシ的には本当に素晴らしくラッキー)、『ブエノスアイレスのマリア』というミルバ主演の音楽劇ともいうべきステージも観ましたし……ああ、そうなると間違いなくバンドネオン奏者が必要ですな。それは大変だ(^_^;。

ところで、このコンサート。指揮者がいます。ゴージャスぅ!と思って生バンド&生オケの演奏を楽しんでおりましたが、この指揮者さん、弦楽器中心の楽団を前に指揮棒を振っていたかと思うと、ステージ上、その反対側にあるピアノへ行って、そこで弾き振りをします。おおお、弾き振りだーこれがもうすぐ千秋がやる弾き振りかー(その、のだめファン丸出しな発言はやめなはれ、とセルフつっこみを入れていました(^_^;))と感心していたらば、なんと、サックスに持ち替えてプレイ。スゴイ。誰、誰なのこのヒトってば!と思って調べたならば、ピエール・ナターレ・マッサーラさん。サーチしてみると、ミラノ交響楽団の指揮もしてる。なるほどねぇ、それはすごいねぇ、と納得したのは、第2部で、ジョン・健・ヌッツォさんが出てから。オペラ3曲全部、指揮を担当していたからです。さすがにピアノは日本人のお嬢さんが弾いていましたが。

第2部。オーケストラの演奏(ゴッド・ファーザーだったので嬉しかった。映画も曲も大好き)の後、そのヌッツォさん登場です。私はとにかくミルバ目的で今回のコンサートに来たので、なんでこのヒトと一緒なの〜?とちょっと不満だったんですが、不満、吹っ飛びました。スゴイ。スゴイ声量です。しかも華がある。選曲があまりにもメジャーなものばかりだったので聴きやすいというのもありましたが、素敵でした。拍手もすごかった。
ちなみにその『メジャーな選曲』はこちら。

・誰も寝てはならぬ(「トゥーランドット」より)
ヌッツォさんご本人も曲紹介で「皆さんもご存じ、イナバウアーです」と言い切りました(笑)。
・星は光りぬ(「トスカ」より)
でも「トスカ」と聞くとミッシェル・ポルナレフを思い出す私はやはり偏ってるでせうか(^_^;(いや、「トスカはどこに」って歌をポルナレフが歌ってたから)
・マリア(「ウエストサイド物語」より)
8歳のお嬢ちゃんがいて、名前がマリアだそうで…いつもこの歌を歌うたび、お嬢ちゃんのことを思い出すそうです。微笑ましいエピソードですね。

それにしても。
ちょっとこのコンサートで違和感を持ったのは、どーしてこの二人の組み合わせなんだろうってこと。まあ後で言えたことですが、デュエットしたのって、「オー・ソレ・ミオ」だけですよぉ。「カルーソー」も曲目リストには出てましたが、ホールの掲示板に「今回はありません」って書かれてましたし。ちょっと二人で出てる意味ってあるのかな、と思いました。いやどちらも歌が達者だから一粒で二度美味しくはありましたけどさ。

まあそれはともかく再びミルバ登場。
お約束というか、嬉しいシャンソン4曲です。
・愛の讃歌
ああしかし、これについてはご本家エディット・ピアフと越路吹雪さんが私の中ではベストです。
・バラ色の人生
観客を巻き込んでの歌は良かったですね。ラララだけでしたが、私も含め(^_^;一斉に皆で歌って心地よい雰囲気になりました。
・水に流して
実はピアフが歌う中で最も私が好きなシャンソン。ですので、これはもっぱらカタカナで(おい)(^_^;一緒に歌っておりました。
・ミロール
そりゃもうこれは間違いなくミルバ真骨頂。さすがピアフに誉められただけのことはあります。いささかガラッパチ、とも言える感じの唸り具合はたまりません(笑)。
だがしかし。短かった気がします。本当はもっと長いし、間奏にはセリフもあるのに。
残念ながらモノ足りません。

んー。
確かに、あともうちょっと、ってところ、声がのびないんですよね……。
上手く、マイクを遠ざけるような振りはされてるんですが、明らかに、ラストあたり、「うわここまで来てくれたら気持ちいい」ってところまで来ない。なかなかやっぱり大変なのだろうな、とは思いました。

とはいえ、やはり素晴らしい歌声の持ち主であることに変わりはありません。華があってゴージャスで……それに、可愛いですしねぇ。越路吹雪さんが生きていたら、こんな感じなのかもなぁと思いつつ、楽しんでおりました。
ミルバが来日する限り、そして私の方も、観に行ける限り行きたいと思います。

***

ちなみに、次にこの兵庫県立芸術文化センターへ行くのはこちら。
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by gyohm | 2006-09-16 18:19 | 音楽