∞ 暁務報告 ∞

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暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。

Lesson 99

0時過ぎましたね(笑)。
そういうわけで『のだめカンタービレ』原作連載分の、後ほどネタバレ満載ですので、未読の方はお気をつけて。

ちなみに私、今日1日でいったい何度読み返したことか……おっと、読む、というより、観る、見つめる、という方が正しい気がします。セリフは少なく絵が多いけど、その情報量たるや、、、あんなにシンプルな線なのに、きちんとコマをひとつひとつ眺めると、本当にいろいろなことを感じ取れる−−直接らぶらぶシーンがなくとも、こんな風な表現の仕方があるんだなぁと感心させられました。とくに、今回はその特長が顕著に出ています。
人によって捉え様は異なるでしょうけれど……私、この Lesson 99 は本当にしみじみと感動しました。
連載おっかけてる方、どうぞお楽しみに。濃い30ページです。



ここからネタバレ(長文)。

ドラマと並行して観ていると、本当にのだめって成長したんだなぁと思いました。
千秋の(あああ、そういえば千秋って二人出てるんだなー(^_^;父と息子の両方で。こちらはもちろん息子の方です)本音をズバッと見抜くところは以前からありましたけど、それをきちんと言葉にして人に話せるようになったんだなぁと。
コンクル(笑。この言い方ってば)に出たいと思ったのも、何とか千秋に追いつきたい一心だったんでしょうけれど、前回オクレール先生にぴしりと止められてましたっけ。今回ははっきりオクレール先生の考えも語られているし(たぶんコンクール等にはそれなりに、あるいは優勝級の結果を残すだろうけれど、ただたんにそれだけで終わってしまう、満足してしまって止まってしまう、という意味かと思いますが)、先生自体もきっぱり「今がベーベちゃんの正念場ですヨ」と言ってる。

ところで。
『Kiss』の公式サイトでマンガの描き方レッスンみたいな記事のページがあり、そこで所長こと二ノ宮知子さんが書いていたことは、必ず背景を描いて、今、どこに場面が変わったかということを読者に知らしめるということでした。それがきちんと描かれています。オクレール先生のコメントから、三善家(千秋母実家)のアパルトメントへ。で、今回グッジョブ!のターニャが登場。
のだめがターニャに頼まれたらしい楽譜を届けるために訪問すると、ユンロンが食べ過ぎで腹痛、薬をもらいに来てるところ。どうやら千秋はユンロンと映画『小林テニス』は観られなかったようで、その代わりに観たのが、いかにも〜な、恋愛映画。ランチ〜映画〜ディナーと、まんま、フルコースなデート状態(大笑)。いかに千秋が「やさしくて」「さりげなくて」「ごちそうしてくれて」気を遣ってくれたかを語り、「うっかり惚れそうになったヨ!」と言わしめる……だから、ユンロンに(大笑)。しかも、その語りの後にぽそ、とのだめが「普通ですよ?その先輩……きもいですか」と来たもんだ(^_^;。
つまり、絵はユンロンだけど、やってることって、のだめとデートしてるときに思い切り千秋がやってることですよねぇ(^_^;;;;;それをユンロンで描いて読者にわからせてしまうところが、心憎いというか、なんつーか(笑)。
そして、まだ拗ね加減ののだめに、ターニャがわかりやすく言ってくれましたよ……以前からミルヒーが千秋に言い続けてたことを。
「負けたくないわよね、指揮者にあんだけ弾かれたら……/でもそれはそれ/彼氏なんだし/ちゃんと分けて/今日は千秋の部屋に帰ったら〜?」
……この、たった3コマぐらいにどーーーっと情報ががが(^0^;;;;;
結局、分け切れていないままの千秋と、これからの出来事で、たぶん一歩進んだに違いないのだめと……ということで逆転しつつあるかなぁと思います。
ちなみにもうひとつ。同じく3コマで同じく飲み過ぎでひとり寝てる千秋の部屋。千秋の留守中ちらかった荷物はきちんと片付けられ(ベッドの上のブラもあったよね、、、)、靴下は洗濯済みだね、あれは、、、靴下ゴムでくるんとまとめられてるところが何とも言えず、性格と育った環境がよーくにじみ出てる(^_^;←でも私はくるん、はゴムを傷めるので実は好みのやり方ではない…(おい))で、3コマめ。ベッドに枕が横並びで2つ。千秋は片側で寝てる、、、、、、、、、
全くもって、件のお城でのモーツァルトなコスプレキス(^_^;で大騒ぎになるぐらい、ホントにラブシーンの少ないこの作品、こーいう描き方で、二人の今の状況っていうのをこれでもかってぐらい知らせてくれますヨ……露骨なラブシーン横行の世の中、これほど単純なラブラブ描写はしない人も珍しい。
……まあでも私、この際、別に『のだめ』でなくても良いので(いや、そりゃ拝めたら言うことないですけど、、、(おいおい)、二ノ宮さんによるラブシーン絵、拝みたいなぁ。今回でも、後に出てくる千秋の全身の立ち姿を観るだに上手いなぁと思うわけです。コテコテ・キラキラした華のある絵ももちろん好きですが、前述どおりシンプルな線だけでさくさくと描かれた躰の線にはほれぼれします。千秋の魅力のひとつはこれにあるでしょうねぇ。

で、今回の圧巻。
ついにのだめが、千秋パパのコンサト(笑)に行きました。キターーー!って(どうどう)。でもチケット完売で入場できず、「雅之(千秋パパの名前)と同じ日本人のよしみ席とか」って何さ?(大笑)
結局、ホールの人の厚意で立ち見だけどのだめは入ることができ、明らかに上流〜な感じの客層でひしめくホールの中、千秋パパの演奏が始まります。
ここから一切セリフなしの10ページ。
10ページですよ?
途中、休憩時間中の客による千秋パパの演奏についての感想の言葉がちょろっと入ってるぐらい。演奏する千秋パパとそれを見つめるのだめ、聴衆たち。当然音は聞こえませんが、一緒に魅入られて聴いているような感覚でした……いや、聴きたくなりましたもんね(^_^;>のだめ遺恨(笑)のバッハ、ブラームス〜途中休憩入り〜ベートーヴェン

千秋とのだめのやりとりでは、のだめの方が圧倒的に確固たる自信というか落ち着きが見られますね。だから天才肌のヒトってば(^_^;。がんばれ千秋。千秋も天才だけど、努力型の天才キャラは大好きだ。とりあえず71ページの立ち姿は素敵だ(もうエエって)。

顔アップ、セリフ過多のものが多い昨今、本当に静かで、潔い描き方で素敵でした。
なのにラストにユンロン持ってきて、笑いオチさせるところすら、やっぱり心憎いですわー。
またお腹壊しまっせ、、、(^_^;>ユンロン

***

明日もとい今日。
西宮に行ってきます……のだコンですわ(笑)。
もう、でっぷり、ですね(^_^;でも楽しみ。
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by gyohm | 2006-10-25 01:37 | マンガ