∞ 暁務報告 ∞

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暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。

苦手な噺

標題。
落語(ただし上方落語)は好きではあるけれど、それほど聞きまくってわかってるわけではないので、そんな狭い中で言うのもナニですが……最も苦手な噺が『たちぎれ(線香)』。芸妓さんの出てくる艶のある噺ですが、ラストが切ないので。落語だけに限らず、映画や小説などなど、あちこち言えることですが、アンハッピーってイヤなのねん。




『たちぎれ』または、『立切れ』。
昔、お茶屋で芸妓さんとの遊びの時間の単位が、線香1本燻る分、ということです。恋い焦がれ合った若旦那と芸妓がいましたが、若旦那は放蕩が過ぎて、家から出してもらえず、待てど暮らせど、手紙をやれど来ぬ恋人を待ち侘びたまま芸妓は亡くなってしまいます。ようやっと家を出ることが叶い、若旦那が訪れたときにはすでに遅し。とりあえず訪れたお茶屋では、誰も弾かないのに三味線が鳴り、皆、亡くなった芸妓が若旦那の久方の訪問を歓迎して弾いてると言い合ったところで、ふと音が止まる。どうした、と言い合っていると、他の芸妓だったか、いわゆる「おかあはん」だったかがぽつりと言うわけですよ……「(線香が)たちぎれました」って。
そう。いわゆる、「時間切れ」ってヤツです。

……とてもお笑いじゃないですよねぇ、このオチ。だから、ものすごく苦手。いい噺なのは重々承知しているのですが。(あらすじ書いてるだけでメリ込みますわ)つい最近までは、私の超・大好きな桂米朝師匠がこれをやるので困った困ったと思っていたところでした……語り部は好きだけど噺ががが(^_^;

で。この噺。今度、鶴瓶ちゃん(昔からこういう呼び方なのでご容赦。別に友達でも何でもありません)がやると、先日のだめコンサートに行った兵庫県立芸術文化センターのメルマガで知らせが来ました。最近すっかり古典落語づいてる鶴瓶ちゃんで、実は休み明けに件の三人会(桂文珍、桂南光、笑福亭鶴瓶)へまた行くわけですが(チケット取れて良かった〜)、私の行ってない一昨年は「らくだ」、そして行けた去年は「愛宕山」という大ネタに、果敢に挑戦。でも一方で、こんなしっとり系をやるとは……ビックリです。芸妓系というか、女系のものとといえば今は亡き桂文枝さんのお得意だったと思いますが(さっき、ジブリの『狸合戦ぽんぽこ』で米朝師匠ともども元気な声を聴けて良かった(^^))、鶴瓶ちゃんがやるとは!
ちょいと聴いてみたい気もする……するけど、やっぱりメリ込みそうやなぁ(^_^;;;;

***

で、今、三人会(正式には「夢の三競演 三枚看板 大看板 金看板」)までもウィキペディアに出てたので見てみると……げげげ、鶴瓶ちゃんの演目だけ記載されていて……「たちぎれ」だ。ガーーーン!
いやぁ、チケットとりにくいところ、去年に続いてとれたのでラッキー!だとは思うんですけど、ね(^_^;ううう。
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by gyohm | 2006-11-11 00:04 | 落語・お笑い