∞ 暁務報告 ∞

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暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。

GODIEGO 2007 TOKYO 新創世紀(東京芸術劇場)

3月16日東京行きのメインイベントはこれ。

元ネタはゴダイゴのデビューアルバム『新創世紀』。ゴダイゴ以外の出演は次のとおり。
管組が10人ほど。指揮は、何だかとってもなじみのある顔……と思いかけて思い出す。岸本ひろしさん。もともとはゴダイゴホーンズの人で、映画『スウィングガールズ』(ふぉぉ、上野樹里ちゃん主演!)で、音楽担当のミッキーさんと共に、2005年日本アカデミー賞で最優秀音楽賞を取ってます。それにキーボード(竹越かずゆき)、ギター(ジェニファー・バトン)、ベース(日野賢二)、太鼓(ヒダノ秀一)、尺八(土井啓輔)、琴(丸太美紀)、パイプオルガン(小林英之、湯口依子)、コーラス2チームで50人ぐらい?。そして、パントマイム(堀之内真平)、ナレーション(市原悦子)。総勢80人ぐらい(敬称略)。

主にパントマイムの人が演じる場所の背景に置かれた絵(今回の舞台の主題となるイメージでもあるらしい)の作者名がミニー吉野ってあるんですが、ミッキーさん(ミッキー吉野)と関わりがあるのかな?ミッキーさんも、アートアートアートだよね。もしかしてご本人? 私って、比較的古参のファンながら、もともと「アーティスト、遠く離れて愛でるもの」主義なので、あんまりというか、ほとんどプライベートのことは知らない。だから、「えー、知らないの?」ってツッコミはいるかも(^_^;ま、それはともかく、近くで観たかったなぁ。翌日、絵描きの友人と会ったときパンフに掲載のこの絵を見せると、他の作品もぜひ観たいって言ってましたし。

で。演奏はパイプオルガンからスタート。最初は二人で弾いてましたね。ぶっちゃけ、かなりもったいない使い方してたような気がします。ちょっと長すぎたかな……。後でミッキーさんが似た音色をキーボードで出していたので、せっかくモノホンのパイプオルガンを使うのであれば、そのキーボードに出せないもっともっと重厚な音が聴きたかった……というのは、パイプオルガン音スキーの1意見として(笑)。

ゴダイゴとしての曲の最初は、「マジック・ペインティング」。同じくアルバム『新創世紀』に入っている曲で、件のミニー吉野さんの絵の前でタケ(タケカワユキヒデ)が歌い、市原悦子さんによる「新創世紀」自体のナレーションが始まります。金色の髪を結い上げ、朱色と紅色の間のような色合いの、実に派手な成りの着物を着て、足下はブーツという『奇妙奇天烈』って言葉がピッタリの格好。で、まずはパイプオルガンの演奏場所から愚民(わ、私ら観客ですか?(笑))を見おろすというか、見下すつーか(笑)の堂々たる様子で登場。というのも彼女はナレーション担当ですが、このロック・オペラの主役、女王をも演じているからです。
もともとこれは親子の断絶がテーマなのですが、タケ脚本のためかときどき入る話が妙に現実的なネタがあったりして……たーしか、この女王の三人の息子って、キリスト、ブッダ、マホメットだったはずだけど(^_^;やっぱ宗教絡みのネタにしない方がいいんだろーかとか、女王が世の中の男たちを酷く扱うというくだりで要らぬ誤解(ムチ持ってピシピシとか(爆))を与えないようにしたとかいう、対外的政策によるものだったのかな、だなんて、ちょっと心の中でツッコミ入れておりました。二次創作とはいえ、一応、宇宙を統べる女王とその女王を囲む9人の守護聖(男性)いう存在がメインのゲームネタでお話を書いてる身としては、組曲『新創世紀』のストーリーはまさに「激ツボ」だったため、もうちょっと格調高くても良かったんじゃないかと。ですが、そこは市原さんの力業(^_^;なナレーションで押し切ってくれたよーな気がしますし、今回の作品タイトル自体『2007 TOKYO 新創世紀』なのですから、私の呟きはある意味お門違いかもしれません。

さてさて、ゴダイゴファン的ツボとしては、なんといっても、天秤座ツーショット(おいおい)……じゃなくて、タケとスティーヴ(スティーヴ・フォックス)によるツイン・ボーカル。日野賢二という素敵なベーシストがいてくれてるせいなのか(大阪のクリスマスディナーショーでスティーヴの代行でベースをやってて、私みたく素人の身からも上手いなぁって感心してました)、スティーヴってばベースではなくマイクを持ってステージ中央でタケと一緒に歌うんですよ。スゴい。何か、とってもレアなショットを観た気がする……とか思っていたらば、その後も結構そのシーンが多い。ものすごく得した気がします(^_^)v。

大人数で演奏される「新創世紀」の合間に、ほとんどアコースティックギターとヴォーカルだけの「It's good to be home again」(同じくアルバム『新創世紀』内)もありまして、これはストーリー展開とも相まって良かった。クラシックのホールですから、むしろこういう歌の方が音も声もよく通ります。
私の座った席は1階の比較的前の方中央列でしたが、まあやっぱりロック向きとは言えないですよね(当然ですが)。良くも悪くも響きすぎる?まあここらへんはド素人で、あんまりコメントしようもないですが、5月のテレビ放映と、情報がもっとも速い(笑)、ドラムのトミー(トミー・スナイダー)の新着情報に出ていた「DVD」の文字を期待しておきましょう。

そんな音割れ嵐の中、それでも迫力があって良かったのは、トミーとヒダノさんによるドラムvs太鼓合戦。そして組曲・新創世紀としての1曲「The Huddle」。ちなみに私はあの組曲内6曲の中ではこれが一番好きなんです。ものすごーく、ゴダイゴがロックバンドなんだと思える1曲かと(これに関しては、英タイトルが好きだなー「男たちの凱歌」より)。次点は「Queen's song」(まんま、「女王の唄」)。歌詞を件の二次創作の章タイトルにしてるぐらい(『彼女』こそ全能の人、ね)。アンジェリーカー的にはタイトルともどもツボですよ、ハイ。
そして、琴や尺八による演奏から静かにラストの「釈迦の歌」へ。ずっとうなだれていたり、ときどき狂おしく踊っていたパントマイムの人も、ここでようやく手に色鮮やかな花を持ち、穏やかなエンディングへと進みます。
でで。
この、「釈迦の歌」から、再び「マジック・ペインティング」に戻るあたり、つながりが悪くてちょっと残念。一度、全部舞台を暗転させて切り換えてみても良かったかもしれない……なんちて(笑)。ナンチャッテ演出家もどきの意見が出るのは、それなりに楽しめたからでしょう。
楽しみにしつつも、一方でどうなることかと正直ヒヤヒヤしていたところもありましたが、とても良い試みでした。良かったから、もっとよりよく見せてほしいと願うわけです。そして、こういうスゴい試みをやっちゃうゴダイゴというバンドの人たちを、私は尊敬しています。

前出ですが、テレビ放映されます。
(日テレプラス&サイエンスにて5月5日(土)18:00〜)
……どーしてCS。BS日テレならまだしも。
ま、何とかしよう(何とかなるさ)。DVD、出たら絶対買うし。

さて。
「新創世紀」は終わったけど、これでコンサート自体は終わりじゃないよね?だよね?と念を送って(恐)いたところ、ようやっと喋られるようになった(爆)タケが、「威風堂々」をやるとのたまう。
……来ました。
確かミッキーさんの言では、「In You 勧進帳」もやるってお話でしたが、さすがにこの舞台ではそれは難しいだろうと(琴と尺八の参加はあっても)諦めてはおりましたが、やっぱ、「威風堂々」はやるでしょーーーていうか、やってくれないとグレる!(おいおい)……なんて威勢のいいことを思ってましたけど、実際に音が流れ、歌が始まったら、身じろきひとつしないで観て聴いてました。途中で鳥肌が立ち(もちろん、良い意味ですからね(笑))、最後の方は泣いてました……(^_^;←我ながらイタい(笑)
みんながみんな、そうじゃないかもしれませんが、少なくとも私にとっての「威風堂々」という曲は、ゴダイゴの中では本当に別格の名曲です。市販されたビデオやDVD(LD含め)に「威風堂々」の演奏シーンはないので、これは極めて貴重な映像になると思います。それにタケの声、最初からもう絶好調でしたが、ここに至っても朗々と出てます。浅野さん(浅野孝巳)のギターソロも、2000年ツアー時よりもずっとずっとステキ! これはいい。これ、テレビで放映されてDVD出なきゃ暴れる!(おいおいおい)

この試み、シリーズ化という言葉が出てきたよーに思うんですが(エエ言葉は逃せへんでー(ニヤリ))。
それなら次回にぜひ「In You 勧進帳」を。今度はもっと和楽器盛りだくさんになるでしょうし、たいへんでしょうけれどぜひ。でも、たとえ別の作品、別のやり方であっても、ぜひ「進化し続けるオーケストラ」(それはのだめのR☆Sオケ(笑))ならぬ、「進化し続けるロックバンド」ゴダイゴの追っかけをさせてください、楽しみにしています(^_^)。
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by gyohm | 2007-03-19 16:22 | 音楽