∞ 暁務報告 ∞

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暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。

宝塚歌劇花組公演(東京)

おお、花組公演。
サクラ大戦好きのワタクシ的には思わず、「花組トップスタァ、神崎すみれですわ、おーほっほっほっほっ」って声が聞こえてくる花組(違います)。

そんなヨタはともかく……あいや、ちょっと前フリ、でもあります。




演目はミュージカル『マラケシュ・紅の墓標』とレビュー『エンター・ザ・レビュー』の2つで、まずは『マラケシュ』。
概要として「1920年代のモロッコ独立運動、そして第一次世界大戦後の世情を背景に、モロッコ内陸部の都市・マラケシュを舞台に展開する、エキゾチシズム溢れる大人の恋物語」と紹介されています……正直申し上げて、私、途中からイライラしてました(^^;)だってすごく暗いんだもん(おい)。メロドラマが嫌いとは言いませんが、どっちかと言うと苦手。主人公の男リュドヴィーク(春野寿美礼)は生きる目標みたいなのがなくてその日をつらつら生きているだけだし、ヒロインのオリガ(ふづき美世)も流されたまま生きてきてどうしたら良いかわからない、と延々二人で話している……あ、男役はこの際構わないのです。苦悩するのが華、なので(笑)。でもこのタイプのヒロイン、うわもうすごくイヤ(^^;)……あ、あくまでもストーリー展開だけのことなので、もちろん演じてるふづきさんに罪はありませぬ。

そんなお話の展開の中で、唯一私が喰いついた(笑)のは、リュドヴィークのパリ時代の恋人で、昔は売れっ子の女優だったイヴェット(遠野あすか)。落ちぶれてマラケシュにやってきた彼女の高慢ぷりと、それとは裏腹な、自分のせいで別れざるをえなくなり、このマラケシュの地へと追いやってしまったリュドヴィークへの思慕の可愛さが良くて、タカビー娘好きの私(なんせ好きキャラが、竜崎麗香、姫川亜弓、ロザリア、そしてようやく前振りの(爆)神崎すみれ嬢ですから(^^;))としては、彼女の悲劇的な最期をひっくるめ、良かったなぁと思っています。

あ、ストーリー全体としては、それほど悪いとは思っていません。人間関係はちょっと絡ませ過ぎるんじゃないか(あるいは世間が狭すぎ)と思うぐらいではありますが、リュドヴィークとオリガが結ばれないのは返って好感が持てましたし(それでも、オリガ、あんた、それで良いの?とは思いますが)、オリガの元にふたつの薔薇が残されたこと、リュドヴィークがベドウィンたちと共に去っていくというのはきちんと広げられたお話も閉じられた格好で良かったと思います。

ところで、イヴェットの付き人であるソニアが実はイヴェットの母親だったということで、件のコルベットが父親だった……ってワケじゃないですよね?それともそうなの?コルベットの娘はまた別物?ちょっとこのあたりの人間関係がイマイチわからず。
なかなかにいっぱい入れ込んだストーリーなので、1回だけではわからないかも、とパンフとともに入っていた「TCA PRESS」での出演者たちのインタビューに出ていましたが、それはそうかもね。

さてレビュー。
んもぅ、ものすっごく正統派のレビューで嬉しくなりました。先のミュージカルがあまりに暗かったので(匹敵するのは『銀の狼』の途中までかな。でもあれはある意味ハッピーエンドだったし)、こちらがすごーく華やかで良かった(^^)。しょっぱながお約束の燕尾服軍団なのも素敵でした。
この一連のレビューですが、途中はいろいろ変化があるものの、結構クラシックな色遣いで、それが私にはかえって新鮮でした。初心にかえったって感じ。でももちろん古いばかりでなく、ラストあたりの赤い服にしても、少しずつ異なった赤色のものを4組の男女カプが着こなしていて、色合いがとても良かったと思います。
最後の真っ白!!!はその赤の後だったので、とても目に鮮やかでしたね(^^)。

トップスターの春野寿美礼さん(私はどうも、いまだにタカラヅカ独特のニックネーム読みに慣れません。こんなに地元民(実家が阪急宝塚線沿いにあり)なのに(笑))の女装……違う(笑)ドレス姿は華やかでようございました。女の格好なのに朗々とした歌いっぷりで(爆)、顔が見えなくてもすぐわかる。ほれぼれします。私が好きになる宝塚のヒトの条件としては一番に「歌が上手い」「歌声だけで誰かわかる」なので(あ、これは何も宝塚だけに限ったことじゃありませんが)、安心して聴けます。でも何だかちょっと男役〜〜〜って感じで……いや、男役なんですが、典型的な男役っぽい声になっちゃったよーな気がして、好きになったときとはチト声が異なるような気がします。もうちょっとだけ中性混じりだった……ような気がしましたがはてさて。
(それが魅力でもあった。もうひとり好きな宝塚のヒト・涼風真世好きはココから)

今回、春野さん以外で注目したヒトは、名前ではわからなかったので演目から(笑)。
・歌うピエロ(春野さんの前に出てきたピエロ?コメディアン?)
・歌うジプシーの青年(4人のジプシー女と踊りながら歌ってたヒト)
後から買ったパンフで調べてみたら……ぷぷぷ、二番手さん(樹里咲穂)と三番手さんあたり?(彩吹真央)でした、わかりやすーい(^^;)。とくにジプシー青年(彩吹さん)は気に入ったように思います……なんて、ボヤけた言い方をしているのにはワケがありまして。
ジプシー系のステージ、この次の演目でちょいとあらぬ方向へ行ってしまったのです(^^;)ダメですよ〜〜〜、この、映画『イノセンス』13回観たワタクシに「アランフェス」を聴かせちゃあ、、、(^^;;;;;
せっかくの、春野さんによる「モナムール♪」という歌い出しが、もう私の耳には「ふぉろみー」にしか聞こえない(^^;)。歌詞もきれいに伊藤君子版の「follow me」に変換されてしまい、もうどぉしようもない(^^;)。

そのせいもあるのかどうか……。
今回、帰宅の間中、頭の中を演目中の音楽が流れ続けるということはありませんでした。
たいてい、印象的なフレーズは残っていて、ずっと、というわけではないものの、少なくとも家にたどりつき、こうして感想を書くまでの間はぐるぐる回ってるんですが。
今回のミュージカルの方は、ミュージカルとは言ってもドラマ主体で、あまり歌の印象がありません。レビューもいわゆるテーマ曲、というものの印象が薄かったような気がします。私なんて、1組公演1回しか行かないような輩でも、今まではきっちり頭に残っていたので、これはかなり残念な気がします。それだけ、ミュージカルというか……ドラマが濃かったと言われればそうかもしれませんが。
けれど、今でも、いつでも、歌えてしまう「モン・パリ」ほどではないにしろ、ちょいと寂しいことではないかと思うのです。

ま、何はともあれやっぱり楽しいタカラヅカ(^^)。
秋に大阪に帰ったら、それこそ宝塚友の会に入ってもいいかなーと思ってます。大学〜OL時代は、ちょっと梅田のチケット売場を覗いて、気楽にチケットゲットできたものでしたが、昨今はもうそういうワケにはいかないし。
電車で一本だもんなぁ、行っちゃうよなぁ〜きっと(笑)。
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by gyohm | 2005-06-11 18:54 | 舞踊・ダンス・演劇