∞ 暁務報告 ∞

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暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。

タナトス(ドラマ『ラブシャッフル』より)

タイトルは、ドラマ『ラブシャッフル』にて「エロス」とカップリングで頻出しているお言葉。ウィキで書かれている言葉を借りて説明するとすれば「自己破壊に傾向する死の欲動」。

メイン8人のうちのひとり、美大生でリストカットを繰り返してはいるものの、担当の心療内科医で同じくラブシャーメンバーのひとりである菊田正人(谷原章介)との約束で、3ヶ月後の20歳の誕生日までは死なない、という設定の早川海里(吉高由里子)が囚われているのがタナトス。一方、ラブシャーの男性陣4人を見事全部喰らった(^_^;上条玲子(小島聖)は、エロスの象徴……というよりは権化(!)状態。もっぱら濡れ場(^_^;;;;は彼女絡みが多かったんですが、4話に至ってはタナトス担当の海里も出てきました(笑)。

もっとも、4話ではこの極端走ってる二人のシーンがとても印象的で、「どうして死にたいの?」「どうして生きたいの?」と問い合い、やがて海里が玲子の乳房を触っていいか問います。いいわよ、と言う玲子さんの表情が、まさに女→母にガラリと変わるところが圧巻。

脚本の野島伸司さんの作品はほとんど知らないので(あえて言えば『101回目のプロポーズ』と『高校教師』ぐらいが関の山)、この人の、平たく言えば趣味(笑)というか傾向と対策(爆)がわかりません。たとえば押井守監督だったら、必ず犬と鳥と魚が出てくるとか(とくに犬)ちょっと把握できるようにはなりましたけど(笑)。
まあとりあえず、タナトスについては、エヴァ好きアンジェリーカー(というよりネオアンジェリーカー(笑))的には外せない文言であるので、ちょっとほじってみます。

エヴァ好きネタから言えば、噴いたのが、ラブシャー男子組のひとりでカメラマンの世良旺次郎(松田翔太)は、モデルになる女性をとことん言葉攻めしながら撮影するという超ドS設定ですが、そんな彼が海里相手に用意した衣装の最初に映ったのが、綾波レイのプラグスーツ。わかりやすっ!(大笑)
彼はもともと戦場カメラマンであり、常に死と対峙していたこともあって、この死にたがるお嬢さんを最初とても疎ましく思っていたふしがあるものの、結局4話で関係、菊田曰く「呑み込まれる」ようにのめり込んでいきそうな感じ。「ラブ&ピース」を標榜する彼が、はたして海里のタナトスへの衝動を抑えられるのかどうか、あるいは巻き込まれてしまうのか、というところ(5話の予告ではとっても後者な気配(^_^;))。

「タナトス」という言葉を私が覚えたのは、もともと神話とか好きだったから当然どっかで通過していたはずなんですけど、きっちり意識したのは、実はこのエヴァからで、映画『THE END OF EVANGELION』の間に流れる歌「thanatos - If I can't be yours」からです。あのスタッフロールがDNAの螺旋よろしくクルクル回りながら流れていく映像に何故かむちゃくちゃハマり(^_^;、あそこ見たさに映画を3度観た妙な思い出ががが(笑)。某動画サイトに思い切りその映像があるので、どんなんやと思われた方は曲名でサーチしてください。当時は速攻でシングルも買いましたが、同梱の「Komm,su[:]sser Tod(甘き死よ,来たれ)」からしてモロそっちネタですよね。

そんなこんなでなじみ(^_^;のある言葉になった「タナトス」が再び現れたのは、思いもよらない、恋愛アドベンチャーゲーム『ネオ・アンジェリーク』(コーエー)。世界を脅かす存在の名がタナトスと来たもんだコレ(^_^;
超古参アンジェリーカーとして、2でほとんど離れかけてたところで舞い戻ったのは、地味ながらストーリーが面白かったからなのですが、キャラのネーミングもふるってたのが楽しかったから。タナトスを倒すオーブハンターのひとりで、主人公アンジェリークを仲間に入れるのがニクス。ネタばれると彼がラスボス(正確に言うと一歩手前ボス(笑))なんですが、名前からしてネタバレで、タナトスを牛耳るのがエレボス(地下の暗黒の神)。で、その兄弟の名前がニクス(Nyx)。夜の女神たるニクスは、さまざまな神を産んだそうですが、その中に在ったのが「タナトス」。ゲーム上でもエレボスはニクスの中に宿り、タナトスを発生させていたわけで、久しぶりにちゃんとアンジェリーカー的遊びを施してくれていたのが、このゲームに入れ込んでいたワタシ的には嬉しいことなのでした。

てなわけで。
ラブシャーは、一方でものすごくベタで明るいラブコメやってますが、同時にこのタナトスとエロスねたが少しずつ表面化しつつ進行していきます。前述の正人にしたところで、恋人を自殺で失っており、自分でなく死神(タナトス)を選んだ、とそのときのラブシャー相手の逢沢愛瑠(香里奈)に、その墓石の前で告白します。何故自殺してしまったのか理由がわからないまま放置された状態にある彼に同情して、もう忘れて自分とつきあうよう言う愛瑠にしたところで、幼いときに双子の兄を不治の病で失っており、「もうひとりの自分」である「彼」の存在が欠如したことが陰を落として恋愛が上手くいかないという悩みを抱えています。もっとも、同情から恋愛もどきに変換してしまうせいもあって、それを正人に反対に諭されたりもしますが--彼女を愛するあまりストーカーまがいのことをしてしまう大石諭吉(DAIGO)を拒むことができないほど情の深いところも災いしているというか……いいところと言うべきか(笑)。

ドラマ自体は、すべてが「3ヶ月後」めざして展開しています。
前述の海里が自殺する期限が3ヶ月後の20歳の誕生日。
玲子の夫が出張から戻ってくるのが3ヶ月後。
そして、主人公の宇佐美啓(玉木宏)が、婚約者の香川芽衣(貫地谷しほり)と結婚するのが3ヶ月後。ただし現在婚約解消される瀬戸際。逆玉状態なので、もしも婚約解消されてしまったら、愛する者はもちろんのこと、現在の仕事、住まい、収入のすべてを失ってしまう。ラブシャーすることによって、無事芽衣と結婚できるのか、はたまた、いみじくも正人の言う「愛情」ならぬ「相性」の良い相手と結ばれることになるのか--
ラブシャーを「支配」している、と玲子に指摘された正人の、亡くなった恋人について玲子曰く、このラブシャーメンバーにそっくりな人がいるとのこと。その指摘は、ふだん穏やかな正人を荒ぶらせるほどの衝撃を与えたのだけれど、それはいったい誰なのか--
そして海里はタナトスに引き寄せられてしまうのか--

久しぶりにいろいろ妄想たくましく次の展開をぐるぐると予想しては、ほぼ裏をかかれてしまうという、実にもどかしくも楽しい時間を、毎週金曜夜10時に味わっています。オリジナル脚本ドラマならでは、の醍醐味ですね。

さて。
以下は2/11現在の妄想(!)です。テレビ情報誌ネタバレも含まれているのでご注意。




*** 妄想中(笑) ***

テレビ情報誌はもれなく買いまくってるんで(笑)結構もう部分的にネタバレ情報は得てるんですよねーだからよけいいろいろ考えちゃうんですよねー。

とりあえず、正人はバイだけど根本的にはゲイじゃないかと思ってるんですが、さーさーどうでしょー(笑)。芽衣が写真に似た人とかいうのも出てたんですが、全10話(香里奈さん談)中の6話目でそんな重要事が明らかになるとは思えないので、これは視聴者へのミスリードではないかと。芽衣の背後には常に啓がいる。私は、写真の人は啓に似た人だと思ってるんですけどね~ただしそれが「男」か「女」かはわからない。墓では「彼女」と言ってるけど、玲子さんの写真への異様なほどの食いつき方は女性ではないような気がする……だって彼女は一貫して「美しい男」が好きだから。

玲子さんのこのこだわりは、子ども絡みだと思うんですが、こちらはいかがなもんでしょ。海里におっぱい触らせてるところは、ギラギラの女じゃなくて母してましたからね。彼女の夫とやらは6話に登場し、ラブシャーがばれて男性メンバー全員が呼び出しをくらうようですが、要するに玲子をヨロシク、あわよくば……じゃないかなぁと(^^;)ヨロシクとしてしまう事情がこの玲子さん家にはありそうな気がしますが、はてさて。

希望的観測として、啓は芽衣でなく愛瑠とくっついていただきたいが、あまりにもこの二人、「相性」良さげ過ぎのため、ドラマ自体ビターな展開にするのであればくっつかない可能性もアリかも。ああでもツンデレなカポーなのに、いざというときは二人穏やかな低音ボイスで語り合ってるのが激ツボなんですよねぇ。愛瑠が啓ことうさタンに35円渡してる図は絶対観たいんですが、さーさーどうよどうだろどうでしょう?(笑)

諭吉とは、タラチャンズとして、別口の愛を育んでください(笑)>うさタン
(愛つうか友情ともちと違う気もするけど(笑))
4話のタラチャンズは本当に良い描かれ方でした。うさタンの男前っぷりに、諭吉や愛瑠ならずともほれぼれしました(^_^)。



……何かひとつでも当たったら、自分で自分を誉めてあげたい(笑)。
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by gyohm | 2009-02-11 22:10 | ドラマ