∞ 暁務報告 ∞

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暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。

マルグリット(梅田芸術劇場)

春野寿美礼さん主演のミュージカル。オペラ『椿姫』をモチーフにしたもので、パリの歌姫というと名前はどうやら「マルグリット」らしい(笑)。時代は違うけれど、スカピンこと『スカーレット・ピンパーネル』でもマルグリットだったもんね。

それはさておき、実のところ春野さんは宝塚花組現役時代は大好きだったため退団後のソロコンサートは意気揚々として行ったものの自分的に見事な肩すかしとなってしまっていて(日本語の歌は文句なし。英語の歌が……orz)、チケットは取ったものの、ちょっと温度の低いまま行って……やられました。
面白い。
結構ラブシーンもきっちりやってるし、とにかく春野さんが艶っぽい。宝塚時代はあんなに男前(笑)だったし、ソロコンのときもまだ男前(^^;)がかなり残ってたのに~え~(^^;)ビックリです。顔の長さ(おい)もあわせて、おいらの大好きな越路吹雪さんを彷彿とさせる想いがしました……そりゃあまあ、まだまだ年季の入り方は違うとは思うけど(笑)。

お相手役のアルマン役の田代万里生さんも良かったし、共演者の演技や歌声も素晴らしいものでした。舞台装置も凝ってるし、最初の方では思い切り効果ある仕掛けが組まれていて驚きました。

……それだけに、オットー役の寺脇さんが残念でした。歌声も言葉も聞こえづらい。他の人たちがあまりにも発声が良すぎて、彼のセリフも歌も聞こえないんです。演技も、どうも今まで観てきたミュージカルの俳優さんが濃かったせいか、寺脇さんのそれはあまりに淡泊で、オットーの横暴さや嫉妬に狂う様子がいまいち伝わらない。そこだけが残念だったかな。

音楽はもちろんみな良かったけれど、印象に残ったのが、「あの頃は」という、アルマンと仲間たちが歌いながらオットーの館からパリへと戻る途中の歌と曲。CDほしかったなぁ。出るかな?DVDかな?どうかなぁ。
いやだって、音楽担当はなんてったってミシェル・ルグランですもん。おいらの超・大好物(^_^)v。

ストーリーで、もろ思い出した映画が『トリコロールに燃えて』でした。シャーリーズ・セロンとペネロペ・クルス、そしてスチュアート・タウンゼントの3人がメインの、たった1回観ただけなのに、強烈な印象を残した作品でした。あまり日本では人気がなかったみたいで、あっという間に上映は終了したみたいだけど。
あとは『愛と哀しみのボレロ』のエブリーヌ(エヴリーヌ・ブイックス)のエピソード等。さすがにこのエブリーヌみたいな目に遭うところまでは至りませんでしたが……ああ、この映画も、考えてみれば音楽はルグランだった(フランシス・レイとね(^_^))。
マルグリットのラストは、『トリコロール…』でシャーリーズ・セロンが演じたギルダよりは……ある意味、ハッピーエンドだったのかなと思う。

全体的にとてもビターだけど、ほろりと甘さもある(逆ではないんですよ、決して)とても大人向きなミュージカルでした。
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by gyohm | 2009-03-05 01:38 | 舞踊・ダンス・演劇