∞ 暁務報告 ∞

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暁(あかつき)によるゴッタ煮ブログ【ぎょーむ・ほーこく】。局地的に広く中途半端に深い(笑)趣味で展開してまいります。

ラブシャッフル/最終回その4

さて披露宴。

確か、招待者リストには政財界のお歴々が名を連ねていたようでしたが、何かどうもいるような気がしない(笑)でも披露宴会場は豪華だし、上手く暗い照明の中、進行しているので悪くないかも。
芽衣のドレス、すげーロングロングロングで綺麗です。裾さばきが大変だったようですが、こういうのをさっさか扱えるのって、今だと宝塚の娘役さんぐらいかも(笑)。
諭吉、式場では良かったんだけど、二人で歩いてる姿はちょっと七五三ぽいかも……(^^;)。女性をエスコートしながら歩くのって、存外難しいのかもね。

で、いよいよ始まりますよ、玲子さん&正人の解説モードが。
ここから、何故、芽衣の結婚相手が啓から諭吉に変わったか、啓はどうするのか、そして今、どうしているのかが語られます。



語られる顛末自体は悪くないです……いや、ある種突拍子もないことだけど、このドラマはまさに現代の「ファンタジー」だと思ってるから。
ただ、私がこの最終回で非常に不満なことは(いやまあ他にもいっぱいあるけど)ここに思い切り集約されています。だってそれは、語られて済まされるのではなく、実際にシーンとして観たかったものだったから。

私が最終回に最も待ち望んでいたものは、もちろん啓と愛瑠のラブシーン(笑)ですが、実は、それより何より啓と玲子さんとのやりとりなのでした。
ネットの功罪&おいらの悪癖(物語をエンディングから読んで、そうなるまでの経過をなぞりながら読み進める)の賜物で、すでにもう啓がこの後どうするのかということはわかっていました。
だからこそ、それを導くであろう玲子さんとのやりとりこそ実際の場面として観たかった。
「選挙に立候補してみない?って勧めたの」という彼女の話だけで終わってほしくはなかった。

その話を受けて啓がやる気になり、芽衣と別れるに至るシーンは次から挿入されています。これを丁寧に描きたかったということもわかる。元を正せば、啓が芽衣とのよりを戻すために始まったラブシャーだから。けれど、ついに本当にやりたいことを見つけることになった啓の心の変化の瞬間こそ観たかった。最終回放映まで、私はそのあたりのことをあーでもないこーでもないと想像しまくって楽しい日々を過ごしていました。それだけに、「え、スルーなの? スルーしちゃうの? 正人のやけに詳しすぎる補説(正義感が強い、保健所のわんこを見捨てられない云々)付きで終わっちゃうの?」と涙目だったのでした。
いや、だいたいやねー堕胎するつもりだった玲子さんが、後のシーンで出てきますが、なんでコロッと産むわよ状態に変わってんねん?(いきなり大阪弁)

玲子さんは、父親の秘書を務めていた夫を愛していたが、彼には子種がなかった。家を存続すべく彼女にはどうしても跡取りが必要だったので、夫との同意のうえで、旺次郎からの提案(ラブシャッフル)に乗った。彼女が欲しかったのは、見目の良い(そしてそこでは語られなかったけれど本音として知能も高い)男の精子であり、「綺麗な総理大臣」を育て上げることを願っていた。
ところが夫の方には愛人がいて(旺次郎が目撃している)、ラブシャーしちゃあいても「愛とセックスは別」という信条のもと、夫を愛していた彼女は裏切られたかたちとなった。

ドラマ観てるこちとらからすりゃあ、夫はまあ、ラブシャー以前から愛人作ってただろうねってことは容易に想像つきますが(笑)玲子さんは玲子さんなりに彼を信じて(信じ切って)愛していた想いが途切れてしまった。で、離婚を申し出たけれど、せっかくこれからこの玲子さんの家名をもとに政界に打って出ようとしていた夫は、開き直って、不貞を働いて多数の男と関係を持ち、挙げ句の果てにどこの誰かともわからぬ男(ラブシャー4人の男子)の子を宿したおまえからの離婚申し出などありえない、とほざく始末(ぶっちゃけ、どっちもどっち、な状況だけど(笑))。
てなわけで、待ち望んだはずの子を堕胎するしか離婚できる道はないと考えた玲子さんが、精神科医である正人に産婦人科医の紹介を依頼したのが第9話。

ここからは、ない頭を絞ってみますた。
ドラマ自体とは直接関係のない、私の妄想ってことで(^^;)。

***

ちっとも本人が望んでいない堕胎を彼女はしようとしている--正人はこれを、啓に話したのではないかと思います。
旺次郎は海里のことでイッパイだし、正人と諭吉はそれほど接点がないから、まずは啓に話すだろうというのは想像に難くないかと。

ラブシャー1/4のパパで、一番玲子さんのことを心配していたであろう啓は、玲子さんに中絶手術を思い止まるよう直談判、まさにその言霊力(!)にやられ、たぶん正人からの穏やかな見守り(たぶん彼からは直接の肯定も否定もなかったでしょう。でもあえて言えば無言の否定、かな)もあって、結局産む決意をするのではないかと思われます。
だがそこは、ただでは転ばぬ玲子さん(爆)。自分と自分の子を救い、夫をギャフンと言わせる方法を思いつく--夫も認める言霊の持ち主・啓に、政治家にならないかと勧めることを。しかも夫と同じ選挙区(衆議院選、東京3区)への立候補を。

玲子さんの家(上条家)の名を冠する夫(養子なのね)を、本来ならば妻が応援してこそ当選が期待されるけれど、離婚したい玲子さんからすれば彼を応援するいわれはない。彼女の、ひいては彼女の家があってこその夫からすれば、選挙戦はかなり厳しいものになるはず。加えて、彼女の息のかかった候補--啓は、言霊パワー炸裂(笑)のイケメン。もしも啓が当選したら、夫の鼻はあかせるわ、彼女の望む政治家(綺麗な総理大臣候補?)誕生だわと、そりゃもう一石二鳥な展開に!(笑)

……もちろん玲子さんだって、曲がりなりにも大政治家の娘なのだから、啓の説得の中に、玲子さんが思わずひらめくような語りが含まれていたかもしれない。それに、彼の真摯でとても優しい性格について最初のラブシャー相手としてよくわかっているから、そうした一連のことどもが合わさって、思いつきを実行しようとしたかもしれない。だからこそ玲子さんは啓にこう言った--「これからは、痛みを知っている人間が前に出るべきだ」と。
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by gyohm | 2009-03-28 16:07 | ドラマ